歩くとは?

 何気なく歩いているのであまり気にすることもなかったと思いますが、言われてみると「そう、なんかクセがあるんです」という方が多いです。

 赤ちゃんが歩き出したらもうハイハイはしません。そこから二足歩行のキャリアが始まります。でも、よく考えると教えてもらうチャンスはなかったのではないでしょうか。ここに歩くことの不思議があります。 

 病気やけがで歩けなくなると、次に歩き出すときに多大な努力&冒険が必要になります。

 

 

そもそも赤ちゃんの歩行の特徴は「頭でバランスを取りながら倒れるように歩く」。

見ていて危なっかしいのは「おっとと!」という感じで頭が体より先行するからです。

 

基本的には「倒れる体重移動を利用して前進する」という考え方になります。

 

ゾンビも上半身先行で進んでいく感じですよね?

墓場から復活したゾンビは筋肉が削げ落ちている設定なので、筋肉の力で歩けないからあんな歩き方に演技指導されていると思います(推測です)

 

赤ちゃんは成長とともに筋肉が発達してきて歩き方が安定してきます。

最初の「おっとと!」歩きの時は止まるときはしゃがむかコケるか何かに抱きつくという方法でしたが、しばらくすると立

ち止まれるようになってきます。止まる筋肉ができて、姿勢を保つ筋肉が強くなったからです。

 

これはまだまだ最初のほうのほんのちょっとの時期の解説です。

 

このような変化を何年にも渡り繰り返し経験し、たくさんの段階を経て今あなたは歩いています。

でも人間の体は人それぞれ千差万別、経験で姿勢が変わり、そこから今の歩き方の差が生まれます。

 

でも、歩いて移動できれば「歩くことができる=歩ける」ということにはなっています。